製造メーカーの話
お店で購入する商品は、製造メーカーで作られています。その製造メーカーに
いろんな電子部品メーカーが、商品の売り込みを行っています。あまりなじみが
ないかもしれませんので、製造メーカーのことについて説明したいと思います。
ソニー、松下、シャープなどのメーカーのことを、業界用語でセットメーカーと
呼びます。なぜ、そういう呼び方をするのかと言うと、それらのメーカーは、開発
設計を行いますが、中身の部品はほとんど業者から購入していて、組立(セット)
のみを行うことから、そう呼ばれています。
購入部品は、CPU、システムLSI、メモリなどの半導体、基板、コネクタ、水晶、
コンデンサ、抵抗、スイッチなどの電子部品から、外側の筐体、液晶、電源など
多岐にわたります。当然、競合他社がたくさんあります。
初期モデルに不具合が多い理由
だいたい1年くらい前から開発を行い、試作(*1)、量産試作(*2)というプロセス
経て、量産(*3)に入ります。初期出荷分として、何千台(物によって違う)かを、
一気に作りこみます。試作のときから出荷する前までに、いろんな動作確認を行い
ますが、世の中にでて初めて分かる不具合が多いのも事実です。先ほど説明しま
した電子部品なども、新製品に合わせ初めて採用されることも多々あります。
不具合の原因はいろいろありますが、ソフト的なプログラム上の問題、ハード的な
部品などの問題が考えられます。不具合が発生したら原因追求をして、改良を加
えます。初期モデルが発売してから、だんだんと改良が加えられて進化していき、
安定したモデルへ変わっているという訳です。大きな不具合はメーカーから発表
されますが、小さな不具合は発表されない場合がほとんどです。
*1)試作:数十台を手作業で組立て、問題点などのチェック行います。
*2)量産試作:数百台をラインで組立て、動作などのチェックを行います。
*3)量産:出荷するための製品を作る工程です。
